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ジガーズサンになりたかった

ミュージシャンのインタビュー記事でよく「女の子にモテたくてギター始めました」なんてコメントを見るけど、それって本当なんだろうか。ギターを始めるのは大体中高生の時期。中高生がモテたいと考えることは当然だからその感情に疑問はないのだけど、(楽器を始めよう!)という衝動に繋がる、というのがよくわからない。よくわからないのだけれど、”モテたくてギター始めました”と言えるって目的が明確で良いなぁと羨ましくなったりもする。モテたいからギターを始める。夏だから冷やし中華を始める。迷いがない感じが良いね。

私がギターを始めたきっかけは、というとラジオとジガーズサンというバンドがきっかけでした。

中学入学後、クラスメイトから「ラジオが面白い」らしいと噂に耳にし、地元のAM局がやってる人気番組を聞き始めます。DJの面白いお喋りも好きだったけれど、次々に流れてくる音楽がとても楽しかった。聞いたことのない沢山の音楽が多感な思春期の感情を刺激した。

その中でもジガーズサンの「お宝」という曲を初めて耳にした時の衝撃は今も忘れられない。全身に鳥肌が立って胸の辺りが熱くなるあの感覚。

「JIGGER’S SON – お宝」

「なんだこれは!」と音楽に感動を覚えた私は翌週にはシングルCDを購入し取り憑かれたかのように延々と聞き続けたのちに、ギターへの興味を持つようになった。

幸い自宅には古いフォークギター(当時はアコースティックギターなんて誰も言ってなかったのです)が転がっており、弦を張り替えさえすればすぐにでも始めることができる。家族で街へ出たタイミングでヤマハに行きギター弦を1セットとチューニングメーター、そして小さなコードブックを購入した。合わせて3,000円くらいだろうか。当時のひと月のお小遣いもそのぐらいだったかもしれない。

すぐにでも「ジガーズサン」をギターで歌いたいけど、譜面はないし耳コピなんて当然出来ない。さらにいうとFのコードだって押さえられない。その時点で覚えたGとCとD、そしてAmとEmだけでどうにか乗り切れる曲はないか、と探した結果、見つからなかったので弾けるコードだけで曲を作り始めた。

これが私の音楽の初期衝動でした。

“バンドがやりたい”よりも”ミュージシャンになりたい”よりも「ジガーズサンになりたい」

あの頃の衝撃や感動を起点にして拡がっていき、今のKGMとしての音楽があります。なので、これは自分の一方的な感情ですが、”恩人”みたいな思いがずっとあるんですね。勝手な話ですが

出来れば直接会ってみたいと思っていました。そして思いを伝えつつ、ちょっとでもいいからお話をしてみたい。だけど無理に会いに行くよりも自分の音楽活動の流れの中で出会いたい。これは意地を張っているとかミュージシャンとしてのプライドがどうこうという話ではなくて、やっぱり嬉しいにも色々あると思うんです。大人になった今となればコネクションを使って近道をするとかそういう方法も不可能ではありませんが、それじゃ本当の喜びには繋がり難い。大好きな人だからこそ近道は出来るだけしたくないなと思い、チャンスが巡ってくるのを待って待って、、

やっと会えました!

しかも坂本サトルさん(ジガーズサンのボーカリスト)のラジオ番組の中でお話するというとても光栄な機会まで頂いて。

めちゃくちゃ嬉しかった!「何も言えねぇ」とはこの事か。

私にとっての坂本サトルさんはあなたにとってのミックジャガーかもしれない。あなたにとってのサティスファクションは私でいう「お宝」なのだ。

沢山よくして頂いて、感激の極みでした。お話だけでなく、番組中の選曲をさせて頂いたり、生歌を目の前で聞くことも出来て、、こういう時って「あの頃」の気持ちそのものになっちゃうものなんですね。歌や音楽で記憶が勝手に再生されていく。生で聴くジガーズサンの「缶ビール」は格別でした。ありがとうございました!

最後に放送中私が選んだジガーズサンの曲を

「JIGGER’S SON – 君が降らせた雨」

落ち込んだ時や悩んでいる時はこの曲が脳内で勝手に再生されるんです。それがもう26年も続いているんですよ。嘘みたいだけど本当の話。だから音楽がずっと大好きだし、自分もそんな音楽を作っていきたいと心から思います。

続けているといいこともあるなー!

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1件のコメント

  • スズキコズエ

    私もJIGGER’S SON大好きです

    すごく共感しながら読ませていただきました。

    KGMさんのライブ行かせていただきますね(*≧∀≦*)

    0

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